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2013年12月の作業です。

ブログ用の画像ではありません。

細かいことは覚えていません!

​お客様から19年 GSR55 エスティマ AERASの顔面スワップを依頼されました。

なんでもお客様がネットで調べたところ、全て純正部品で前期顔を後期顔へ変えられるらしいそうです。

​結構、定番らしいです。

​パーツは全てお客様が準備してくれました。

主な交換パーツは

 Frバンパカバ-(トソウズミ)

 Frバンパリインホ-スメント

​ Frバンパエネルギアブソ-バ

 フ-ドロツクサポ-トブレ-ス

 左右Frバンパサイドサポ-ト

​ 左右Frバンパサイドシ-ル

 左右Frバンパホ-ルカバ-

 Frバンパモ-ル

 ラジエ-タロワグリルNO.1

 左右Frフオグランプユニツト

 左右Frフオグランプブラケツト

 左右Frフオグランプカバ-

 ラジエ-タグリル

 ラジエ-タグリルエアガイド

 ラジエ-タグリルエンブレム

 左右  ヘツドランプユニツト

 左右  ヘツドランプコ-ド No2 (ウィンカーソケット&バルブのことです)

 右ク-ラデイスチヤ-ジパイプA

​  ウィンカー カプラー

 フオグランプ カプラー

​ 各種 リペアー用 ターミナル  アダプタ  配線

   クリップ類  

 その他?

​らしいです。

外したバンパー。

すごくきれいです。

​ヤフオクにでも出すのかな?

カラーNo 202(2コートソリッド)後期の新品バンパーです。

触っただけで極細かなキズが入ります。

バンパーには耐スリ傷塗装はしてないみたいです。

まずはお客様から聞いていたフォグランプのカプラーの変更。

全体で、どれくらい時間がかかるのか分からないので、

​この部分からやってみました。

こんなところを変更して何か意味があるのでしょうか?

納入下請け会社を安いところへ変えたか、

​はたまた他車種と、部品の共通性をもたせたのか?

使用するパーツはこれらしいです。

新カプラーに補修用コードを刺す。

車両ハーネスを切る。

接続する。

熱収縮チューブで処理する。

絶縁テープを巻く。

コルゲートチューブを再利用する。

クランプする。

完了。

​意外にあっけなく終わりました。

マイナーチェンジでホースメントを変更するなんて有りかなー?と、思ながら交換します。

​何処が違うんだろう?

サイドメンバーの取付穴は一緒。

縦、横、高さ、奥行き全部一緒。

​変更点は溶接されている細かなブラケット類のみみたいです。

フードロックサポートブレースを交換してハーネスを仮づけしてみると、ありました。

車両ハーネスをクランピングするブラケットの穴の位置が違います。

(​画像は違うカプラーで当該箇所は左上、フードロックサポートブレース取付の部分です)

​不幸にもプレスの出っ張りが邪魔をして車両ハーネスカプラーが固定されません。

でも心配無用。

タイラップで固定すればそれで済みます。

タイラップより車両がアルミとボルト&ナットで、重くなってしまいました。

新旧ヘッドライト。

ユニットで交換なのでライトコントロール コンピュータ(バラスト)、

ディスチャージランプバルブ(バーナー)を移植します。

​この時点でなんとヘッドランプユニットの中のカプラーが取り出せません。

​トヨタのアホ設計!。(コイトかな?スタンレーかな?)

AFSがついてたら発狂します。

ヘッドライトの変更部品はウィンカーとカプラーのみです。

​ウィンカーはなんで左右共通じゃないの?

嫌いなカプラー交換です。

左右ウィンカーのカプラーの交換が終わったので左右ヘッドライトを取り付けます。

なにか変です。ヘッドライトが左右ともきちんと付きません。

​なんでだろ?

よくよく見ると、TOYOTAお得意のヘッドランプマウントブラケット(プラスチックの奴)の位置が全然違っていました。

​早々プラスチックを外してヘッドライトをあてがうと。

​やはり付きません。

​そもそもブラケットがヘッドライトにぶち当たっています。

スポットで溶接されているブラケットのみ後期型に変えればいけるかな?こんなの¥1000くらいだろうと思い、

部品図を確認したところ、、、、。

ガーン!!!!

ラジエターサポートAssyでしか部品供給がありません。(当たり前のことですが。)

部品代、片側約¥11000 X 2ヶ + 工賃

早速、お客様に連絡を。

僕   「ネットで調べた時、この部分をほかの人はどうしていましたか?」

お客様 「どこのサイトを見ても、その部分だけ画像が無いんですよね」

僕   「無いってことはモンキーか何かで曲げてクリアランスを確保しているか、

     もしくは、ヘッドライトがぶち当たっていて無理やりくっつけている可能性がありますね。」

お客様 「なんとかならないですかね?」

​僕   「後期型のラジエーターサポートに交換すればと思いますが、もしかしたら

     ラジエーターアッパーサポートも交換になる可能性があります。」

お客様 「けっこうかかるでしょ?。」

僕   「そうですね」

お客様 「なんとかならないですか?」

僕   「考えさせてください。」

お客様 「よろしくお願いします。」

「よろしくお願いします。」と言われてもやったことがないし、参考になる情報もないしどうしよう。

​ いっそ外注に出そうかな?

ダメだ。

気持ちがネガティブだ。

失敗したらお客様に誤って、弁償すればいいだけの話。

自分を信じて(全く自信はありません。)なにか打開策を考えよう!

​まずは構造の分析だ!(知識も腕もありません。)

ふむふむ。

​集中アースは別のところに移動すればいいだけの話。

Fエアバックセンサーは移動したくない。

​邪魔なのはブラケット。

​そこにはヘッドライトの取付位置基準パーツがある。

​だったら後期ヘッドライトに合わせて取付基準位置をつくればいいんじゃない?

お客様にリスク等を説明して、思いついた方法の実行を決断をしました。

​切子で、もらい錆は勘弁してほしいので完全防御で挑みます。

この段階ではまだ戻れる。

やめるんだったら今だ。

これ以上進めると弁償が待っている。

​己との戦いです。

あー。やっちまった。

​本当にこのあと形にできるの?

不安が一気に頭の中を駆け巡ります。

またネガティブだ!

​ポスティブあるのみ!(全く根拠は無いです。)

とりあえず集中アースの移動とFエアバックセンサーをもとの位置に取付して、ヘッドライトがグリルと「つら」になるかの確認です。

​よしよし。まずはさい先いいスタートだ。

まずは防錆。

​一番簡単でなおかつ新車の内板骨格の塗装を生かすのはサビチェンでしょう。

最後の難関はヘッドライト取付基準位置のプラスチック製の

ヘッドランプマウントブラケットの加工、製作、取付です。

かなり時間がかかりました。

出来栄えもまあまあです。

​そんな時に限って画像がありません。

右クーラーディスチャージパイプAが右ヘッドライトに干渉しています。

お客様がネットで調べた中にはこの部分は載っていなかったそうです。

気が付いて良かった。

​と言うことで追加で後期用A/Cパイプを発注して交換です。

クリアランスの無い所へコルゲートチューブ。

エッジにはヒューエルホース。

​これもお客様がネットで調べた中にはこの部分は載っていなかったそうです。

つけ忘れて2回もバンパーを外す羽目になる  Fバンパエネルギアブソーバー、左右Fバンパサイドシール、左右Fバンパーサイドサポートを交換して完成に近づいてきました。

ラジエーターグリル、ラジエーターグリルエアガイド、エンブレムの交換。

お客様の好みで TRDリップスポイラー取り付けて、クリップを追加注文して、

​いよいよ完成です!

いかがでしょうか?

後期モデルになりました!

お客様も大変喜んでおられました。

挫折しないでよかったー。

 

​ちなみに

パーツを全部新品で交換すると約40万円かかります。

​いかに中古部品をかき集めるかによって、総額を抑えたいドレスアップになります。

このページを見た業者さんは僕の苦労の1/3で済むんだろうな~。

こんだけ詳しく載せたら弊社に依頼が来なくなっちゃうな~。

純正部品番号もバッチリ出ているしな~。

​だけどプラスチック製のヘッドランプマウントブラケットの

加工、製作、取付は難しいですよ。

(僕の技術不足が原因ですが。)

​その前にだれも見てくれない現実があるから心配ないでしょう。

それにこの程度なら、この記事を見なくても簡単にやっちゃうでしょう。

​そんなこんなの昔の出来事でした。

今日は3台塗装したので疲れました。(へたくそなので1台流れてしまった。)

​続きはまた後日、、、。

2コートソリッド塗装しました。

色が違ったのでやり直しをしました。(へたくそなんです)

今日は疲れたので、もう仕事やめます。

後日、続きをアップします。

今日はたまたまお客様が4人、部品屋さんが3人、アジャスターの立ち合い1件、たまっていた事務所仕事が多数。

​疲れました。

誰も見てくれないからいちいち報告しなくてもいいんじゃないかと今更気づく。

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